出張ばかりで疲れた
出張に行きたくない
出張に行きたくないから仕事を辞めるのってアリなのかな
こんな風に悩んでいませんか。
出張に行くと家族の時間が減ってしまったり、長期出張になると家に帰れないので、ゆっくり休めなかったりします。
また慣れない土地で、慣れない人とのコミュニケーションがツライということも。
そこで、この記事では次の内容を解説します。
- 出張に行きたくないという理由で仕事を辞めるのは最終手段
- 出張に行きたくないから辞める前に、会社に相談してみる
- 出張に行きたくない理由を考えてみる
- 正当な理由があれば出張を断ることもできる
- 断る理由や断り続けることによってはクビになる可能性もある
- 辞める場合は勢いだけで辞めずに、転職エージェントなどを利用すると安心
出張に行きたくないから辞めるのは最終手段です。
辞める決断をする前に、何かできることはないかこの記事を参考にしてみてくださいね。
出張に行きたくないから仕事を辞めるのはアリ?
出張に行きたくないから仕事を辞めるのはアリです。
ですが、辞めるのは最終手段です。
その前にできることをして、それでも出張に行かなくてはならない、断れない場合に考えるようにしましょう。
辞める前に出張のない部署へ異動できないか相談してみる
出張に行きたくないから辞めるのは最終手段としてアリですが、いきなり辞めて転職はちょっと不安もありますよね。
なので、辞める前に出張のない部署への異動できないか相談してみましょう。
叶うかどうかはわかりませんが、出張があること以外は不満がない場合などは、すぐに辞める決断をせずに、相談してみてください。
出張は業務命令
出張に行きたくないと言っても、出張は業務命令です。
会社との契約などに「出張を命令することができる」という根拠あれば、業務命令なので従わなければならないというのが原則です。
ですが、次の場合は出張を断ることができる可能性があります。
- 就業規則や雇用契約書で「出張」について定められていない
- 違法だったり、不当な出張
- 出張の命令を濫用している
- 出張に行きたくない正当な理由がある
業務命令ですが、きちんとした理由があれば断ることも可能です。
出張に行きたくない理由は?正当な理由とは?
出張に行きたくない理由はさまざまなものが考えられます。
- 出張に行くことでプライベートの時間がなくなる
- 出張に行くための準備・移動時間に拘束される
- 出張先での慣れない人間関係が苦痛
- 長期出張で慣れない土地の生活がツライ
- 出張が延長されるかもしれない不安
それぞれ簡単に解説します。
出張に行くことでプライベートの時間がなくなる
出張に行っている間、休みはあってもなかなか家に帰れないですよね。
家族や恋人との時間が取れなくなったり、特に小さいお子さんがいる場合などはパートナーの負担や不満は大きくなりがちです。
業務命令だから行くしかないと誰もがわかっていても、頻繁に出張となるとツライものがあります。
出張に行くための準備・移動時間に拘束される
出張に行くには、荷物をまとめる時間と出張先へ移動するための時間が必要です。
長期の出張や海外出張になるとその時間はさらに増えて、業務外の時間で仕事に関することをしなくてはならない不満はたまりますよね。
この準備や移動の時間は法律的には労働時間にはなりません。
働く私たちからしたら、すごく損した気分になりますよね。
なので、企業側はある程度の配慮をする必要があります。
(出張先での打ち合わせがお昼過ぎなら、前日から移動するのではなく当日朝からの移動にするなど)
出張先での慣れない人間関係が苦痛
出張先に行くと、普段付き合わない人たちと毎日過ごすことになります。
また、慣れない業務だったりしても、その仕事の責任はあなたにかかってきます。
普段付き合わない仕事関係の人と、どううまく業務を回していくか頭を悩ませるの日々は本当に大変です。
さらに、何人かで出張した場合、業務後の飲み会や食事などが苦痛ということもあります。
業務後はプライベートな時間になりますので、無理に付き合わず程よい距離感で付き合っていけるようにしておくのも、今後の出張を楽にするポイントです。
長期出張で慣れない土地の生活がツライ
長期出張になると、ホテルでの生活が長くなりますよね。
どんなにいいホテルでも家とは違う環境ですので、落ち着かない・ストレスが溜まるということは十分にあります。
家から「これは絶対必要」というアイテムを持っていくのも解決策の一つですが、すべてを持っていくことはできないので、完全に自宅を再現するのは難しいです。
出張が延長されるかもしれない不安
最初は短期間の出張だったのに、色々な理由で出張が延長されることもあります。
- 出張先の企業から帰らないように引き留められる
- 予定していた期間で業務が終わらない
- 業務上のトラブル
- 次の出張要員が来ない
出張の延長も、最初に出張する命令が出た時と同じように、違法性がないか判断されます。
- 業務に必要な延長である
- 働いている側にそれほど大きな不利益がない
こういった場合は、出張の延長にしたがわざるを得ません。
出張に行きたくない「正当な理由」とは
ここまでに挙げた出張に行きたくない理由は、実はどれも「正当な理由」にはなりません。
正当な理由ではありませんが、会社と話し合うことで調整してもらったり、配慮してもらうようにお願いするのが基本的なスタンスです。
では、出張に行きたくないと言える「正当な理由」はどんなものでしょうか。
- 大きな事故にあってすぐに動けない
- 大きな病気を患っていて、通院が必要
- 出張先の環境が劣悪(健康に害がある)
こういった場合には、出張を断る「正当な理由」があると言えますので、出張に行きたくない理由と一緒に会社に申し出ましょう。
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出張に行きたくない時の断り方・対処法
出張に行きたくない時の断り方や対処法はいくつかあります。
- 冠婚葬祭の予定を事前に伝える
- 子育てや介護など家庭の事情を事前に相談しておく
- 持病があるなどの事情を上司に話しておく
- 行きたくない理由を上司に話してみる
これらの理由で出張に行きたくない場合は、会社に配慮や調整してもらう必要があります。
特に長期の出張や急な主張の場合は、労働者側にとって不利益になる部分が大きいです。
会社側がそういった出張を回避するための努力をすれば、出張に行かなくてもいい可能性が高い場合などは、考慮してもらえるかもしれません。
いずれにしても、普段から上司や会社とよく話し合う、対話することが大切です。
- 出張についてどう思っているのか
- 事前に冠婚葬祭の予定がわかるものは確定でなくても話しておく(◯月ごろ結婚式があるなど)
- 子育てや介護のこと、家庭の事情も話せる範囲で話しておく
改まって話さなくても、普段の会話で「子供が小さくて大変なんです」や「今度結婚式があるんです」など、自分の状況や今後絶対に外したくない予定などをきちんと伝えることを意識してみましょう。
突然、「出張に行きたくない」と言われるよりは、会社や上司としても考慮しやすくなるはずです。
出張に行きたくないと断るとクビになる?
出張に行きたくないと断るとクビになる可能性はあります。
出張は業務命令ですので、まずは就業規則や雇用契約書に出張のことは書いてあるのか、どういった内容なのかよく確認しましょう。
ツライという理由だけで出張に行かない人ばかりになれば、業務が進まなかったり、代わりに出張に行く他の人の不満も溜まります。
会社内の体制を守るためにも、「出張に行きたくないという人をそのままにはしておけない」ということもあります。
「不当な出張」を断ることでクビになったら「不当解雇」になる可能性もある
もし出張の内容が違法なものだったり、不当に長かったり、必要のないものだった場合は少し変わってきます。
こういった出張を断ることでクビにするのは、違法になり「不当解雇」になります。
クビにする根拠が違法なものだから、クビにするのも間違っているということです。
最終手段「出張に行きたくないから辞める!」
出張だけでなく、会社そのものに嫌気がさしてしまったのなら、辞めること検討しましょう。
ですが、勢いで転職を決めて、結果的に合わない会社だったら大変です。
大事な転職に失敗しないためにも、転職のプロにしっかり相談しましょう。
転職のプロにこれまでのことや今後のキャリアについて相談した上で、自分にとってどんな業界や職種がよさそうか一緒に考えてもらえたら心強いですよね。
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出張に行きたくないから仕事を辞めるのはアリ?まとめ
出張に行きたくないから仕事を辞めるのはアリなのか、出張を断るとクビになることはあるのかなどを調査しました。
- 出張に行きたくないという理由で仕事を辞めるのは最終手段
- 出張に行きたくないから辞める前に、会社に相談してみる
- 出張に行きたくない理由を考えてみる
- 正当な理由があれば出張を断ることもできる
- 断る理由や断り続けることによってはクビになる可能性もある
出張に行きたくないから仕事を辞めるのはアリですが、最終手段にしましょう。
その前に、部署異動できないか、事情をきちんと話して配慮してもらえないか相談するなど、会社や上司とコミュニケーションをしっかり取りましょう。
それでも、改善されず辞めることを決めたなら、急いで転職活動をするのではなくまずはキャリア相談することをおすすめします。
大事な転職で失敗しないよう、プロに客観的に見てアドバイスをもらうことはとても大事です。
出張に行きたくない、会社を辞めるか迷っている方が、この記事を参考に納得のいく仕事環境になるように応援しています。